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執筆者の写真作者の息子

2024 謹賀新年

更新日:1月3日

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。



2024年は大変な始まりとなりました。


北陸の方々のご無事をお祈りすると共に、少しでも早く皆さんがいつもの日常に戻れることを願っています。


昨年を振り返ると、2023年は沢山の方々に銀河釉を手に取っていただけました。3月にYouTubeを始め、GWの「有田陶器市」では本格的なコロナ明けという雰囲気で沢山の方々にお会いすることができました。その後に、張り切って連続で入れた窯では、今までの冬銀河とはまた違う、流氷のような冬銀河が生まれました。


そして、直後の6月にはステンが日本に来て、本格的に修行を始めました。しかし、立て続けの窯入れの反動が来たのか、作者は一度もステンと一緒に工房に立たないうちに、秋まで入院することになってしまい、今はちょっとずつ歩くところから、工房に戻れるように頑張っています。



新年最初の写真は、結び昆布で着飾った正月衣装のねこ皿。

2023年最後に入れた窯から焼き上がったお皿です。真っ暗な黒の中に、ポツポツと光が輝く冬銀河。戦争や災害が絶えないこの時代に、長年作者が願っている「愛」と「自由」の光が小さくとも確かに存在する、そんなことを感じさせるような銀河釉です。



2024年の銀河釉のテーマは「継」。受け継ぎ、新しい銀河釉の歴史の続きが書けるように、少しずつ前に歩いていきたいと思います。みなさまにとっても幸せの多い一年になりますように。今年も銀河釉をよろしくお願いいたします。

(追記:1/2に早速「車卸ろし」をしました。新年最初にろくろを回すことを車卸ろしといいます。毎年深淵にはろくろの上に鏡餅と御神酒を飾っています)

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